リールのキャパシティについて

当ショップで販売しているリールには、いわゆる番手となるサイズ表記(例えば#3/4など)はあるのですが、一般的に記載されているバッキングラインをどの程度巻けるかを示したキャパシティ情報(例えば20LBを100yardなど)がありませんのでバッキングラインを巻く必要がある場合におおよその目安となるキャパシティを知る方法を記載しておきます。

まずリールに使用したいフライラインを巻き、その上からバッキングラインを巻きます。
リール本体と干渉しない程度にバッキングラインを巻取ます。
この状態がバッキングラインを含めたリールのキャパシティとなります。
当然、使用するラインの太さによりキャパシティは変化します。

そして、バッキングライン、フライラインをほどいて先程とは逆にバッキングライン、フライラインの順にラインを巻いて完成です。
手間がかかるのですがこれが一番確実な方法となります。

ところでバッキングラインは必ず巻く必要があるのでしょうか。
バッキングラインは通常、リールの内径が小さい場合にラインの巻き癖を付けにくくする目的と、フライラインの長さだけでは足りない距離を飛ばす、流す、又は大きい魚が掛かりフライラインの長さ以上にラインが出てしまう場合に必要になります。

最近のリールは内径が大きいラージアーバータイプが多い様です。
その為、ラインの巻き癖防止の目的ではバッキングラインを巻く必要はありません。
又、渓流等で川幅がそれほど広くない所での使用の場合もバッキングラインを巻く必要はないでしょう。
例えば、DT-4Fのフライラインだけで約30mあるのです。

但し見た目重視でリールを側面から見たときにカラフルな2トーンで仕上げたいときには必須のアイテムでしょうか。